本日は、FXCMについて解説します！
みなさん、FXCMってご存知ですか？🤔
かつて米国で「最大手」と言われたFXブローカーなんですが、実はとんでもない不正行為で市場から追放されちゃったんです！😱
2017年、米国の規制当局から700万ドルという巨額の罰金を食らい、泣く泣く米国市場から撤退する羽目に…💦
彼らがやった不正の核心は、顧客に対して「うちはノー・ディーリング・デスク（NDD）だから安心だよ！」とウソをつきながら、裏ではちゃっかり自分たちの利益になるように取引を操作していたこと。
まさに「裏切り」ですよね！💔
この記事では、2009年から2014年の間に起きたFXCMの不正行為を、一体何がどうなって、誰が被害に遭い、最後はどうなったのかを徹底的に解説していきます！🔍✨
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FXCMってどんな会社だったの？🤔 事件発覚までの道のり
FXCM（Forex Capital Markets, LLC）は1999年に誕生して、あっという間に米国最大のFXブローカーにまで登りつめました。🚀
個人投資家さんたちも、こぞってFXCMのプラットフォームを使ってFX取引をしていたんですよ。
人気の秘密の一つが、「ノー・ディーリング・デスク（NDD）モデル」だと大々的に宣伝していたこと。
「NDDだから、ブローカーと顧客の間に利益相反はなくて、公平な取引ができる！」って言われると、そりゃあ安心しますよね。
でも、これが大きなウソだったんです！🤥
少なくとも2009年から2014年の間、裏では不正な勧誘や隠蔽行為がずっと行われていたことが、後になって明らかになりました。
この不正に関わった主要人物として、FXCMの親会社と、創業パートナーであるDror (Drew) Niv（CEO）とWilliam Ahdout（Managing Director）の名前が挙がっています。
「NDD」は真っ赤なウソ！👺 FXCMが隠した利益相反のカラクリ
FXCMは「NDD」をアピールしまくっていましたが、実態は全く違いました！
彼らは「うちは信用仲介業者だから、お客さんの損益がうちの利益になることはないよ！」と言いつつ、実は顧客の注文を自分たちのディーリングデスクに通して、ちゃっかりマーケットメイク（顧客と反対側の取引）をしていたんです。
つまり、お客さんが損をすれば、FXCMが儲かるという、とんでもない利益相反構造だったわけです。
この裏工作の中心にいたのが、FXCMが顧客に隠していた「Effex Capital（エフェックス・キャピタル）」という秘密のマーケットメーカーです。🤫
Effex Capitalは、FXCMのプラットフォームで取引量のほとんどを独占していました。
実はEffex Capital、FXCMが2009年に作ったアルゴリズム取引システムからスピンオフした会社で、CEOも元FXCMの従業員だったんです！繋がってたんですね〜。
FXCMはEffex Capitalに、こんなにも手厚いサポートをしていました。
- 💰 200万ドルの初期融資
- 🏦 プライムブローキング口座のスポンサー
- 🏢 FXCMのオフィス内での活動場所とサーバー提供
この裏の関係のおかげで、Effex CapitalはFXCMの取引から約7,700万ドル（約70億円！）もの巨額のリベート収入を得ていたんです。
完全にズブズブの関係で、お客さんの損失が自分たちの懐に入る仕組みを作っていたわけですね。🤬
ズルい取引手口で顧客をカモに！🦆 スリッページと価格調整の不正
FXCMとEffex Capitalは、顧客が不利になるような取引執行方法を平気で使っていました。
特に悪質だったのが、「Hold Timer」や「Previous Quote」という不正な執行戦術です。
これが原因で、顧客は不利な価格で注文が成立させられたり、本来なら得られるはずの有利なスリッページ（ポジティブスリッページ）を享受できなかったりしたんです。
具体的には、こんな手口でした。
- ⏰ ホールドタイマーが終わった時に、価格が顧客に有利に動いたら、Effexは取引を拒否！
- 📉 逆に価格がEffexに有利に動いたら、取引を実行して顧客に不利なスリッページを押し付ける！
ひどい話ですよね！💢
FXCMは以前にも同様の不正で罰を受けています。
- 2011年には、ポジティブスリッページを顧客に還元しなかったとして、NFAから200万ドルの罰金と、顧客への800万ドルの賠償命令。でも、一人あたりの賠償額は平均17.40ドルと、焼け石に水状態でした…。
- 2014年には、英国のFCAからも同様のスリッページ問題で400万ポンド（約6億円！）の罰金を科せられています。
さらに、価格のエラーで取引が不利になった時も、一部の顧客にしかきちんとした補償をせず、他の人たちには初期調整しかしないなど、顧客対応もめちゃくちゃ不公平でした。😡
マネーロンダリング対策も不十分で、怪しい口座の動きを見過ごしていたことも発覚しています。
もう踏んだり蹴ったりですね…。
不正の裏にあった危機？😱 スイスフランショックと経営の不安定さ
実はFXCM、今回の不正がバレる前から、経営がかなり危ない状態でした。
2015年1月、スイス国立銀行（SNB）が突然ユーロとの固定相場制を解除した「スイスフランショック」という大事件が起こり、FX業界は大混乱に陥りました。
FXCMもこのショックで、なんと2億2500万ドル（約225億円！）もの巨額損失を出し、国の定める資本基準を満たせなくなってしまったんです。🥶
倒産の危機に瀕したFXCMは、Leucadia National Corporationから3億ドルの融資を受けることになりますが、その融資条件はFXCMにとって極めて不利なものでした。
この財務危機は、FXCMが不正行為に手を染めた背景の一つだったのかもしれませんね。
経営が苦しい中で、もっと利益を！という焦りが、不正に拍車をかけた可能性も考えられます。
米国市場から永久追放！⚖️ 規制当局からの厳しいお仕置き
ついに2017年2月6日、FXCMの悪行に対し、米国の規制当局（CFTCとNFA）が最終的な裁きを下しました。
FXCMが顧客を騙していたこと、そしてEffex Capitalとの関係についてNFAにウソの報告をしていたことなど、全ての不正に対して、FXCMと関係者に合計700万ドルの民事罰金を命令したのです。💰
特に、FXCMがEffex Capitalの設立に関わったことや、そのオーナーが元FXCMの従業員だったことなど、重要な情報をNFAに隠していたことが重く見られました。
これは規制当局を騙すという、極めて悪質な行為です。
この厳しい処分により、FXCM、CEOのDror Niv、そしてWilliam Ahdoutは、CFTCへの登録を自分から取り消し、今後一切、米国でFX関連事業を営むことができなくなりました。
事実上の「米国市場からの永久追放」です！👋
この事件は、米国のFX業界全体に大きな衝撃を与え、他のブローカーにも「不正は許さないぞ！」という強いメッセージを送ることになりました。
その後のFXCMはどうなったの？🌍 米国撤退とブランドの行方
規制当局からの厳しい処分を受け、FXCMは米国での営業を続けることができなくなりました。
当然ですよね。😢
その結果、米国にいたFXCMの顧客口座は、ライバル会社であるGAIN Capitalに売却されることになりました。
これでFXCMは、米国市場から完全に姿を消したわけです。
でも、FXCMというブランド名自体は、米国以外の国（イギリス、ドイツ、オーストラリアなど）では今も営業を続けています。
親会社の名前は2017年2月にGlobal Brokerage Inc. (GLBR)に変わっていますが、FXCMのサービス自体は続いている、という複雑な状況です。
そして、この事件はまだ終わりませんでした。
2017年2月には、株主さんたちが「株価を騙した！」として集団訴訟を起こしたんです。
GLBRとNiv、Ahdoutが被告となったこの裁判は、6年間も続いた末、2023年2月に650万ドルで和解する提案がなされました。
これは、投資家さんたちが被ったであろう損害額の約37%にあたるそうです。
まとめ：FXCM事件から学べること💡 安全なFX取引のために
FXCMは、私たちFXトレーダーにとって、本当にたくさんの教訓を与えてくれましたね。💔
- 「NDD」という言葉だけで安心しない！ ブローカーと流動性プロバイダーの間に、裏で利益相反の関係がないか、しっかり見極めることの大切さ。
- FXCMのように、不正なスリッページや不公平な価格調整で、顧客の損失を拡大させるブローカーが存在するという現実。
- 一度信頼を失ったブローカーが、いかに厳しい制裁を受け、市場から消え去るかということ。
この事件は、単に過去の出来事として片付けるのではなく、「自分のお金を預けるブローカーをどう選ぶか？」という重要な問いを私たちに突きつけています。👀
FX取引は魅力的な投資ですが、ブローカー選びを間違えると、思わぬ落とし穴にはまることもあります。
透明性が高く、信頼できるブローカーを選ぶ目を養うことが、安全なFXライフを送るための第一歩ですよ！✨
最後に
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